個人的思い出5 必殺仕置屋稼業の日々

1981年の前半は、仕置屋稼業の再放送ににどっぷりはまった日々だった。毎週土曜日は、午前中の授業が終わると一目散に帰宅し、テレビの前にかじりついた。通常、2時半か3時に放送ははじまったがたまに1時半から放送がはじまった日があった。その時は放送…

個人的思い出4 「一筆啓上罠が見えた」との出会い

テレビ朝日土曜日午後の再放送は「新必殺仕置人」 に続いて「必殺仕置屋稼業」が始まった。第1話の「一筆啓上地獄が見えた」は見逃してしまい、「一筆啓上罠が見えた」が最初に観た作品だった。この作品は、新必殺仕置人の愛情無用、解散無用以上の面白さで…

個人的思い出3 1980年、秋

1980年の秋、高校2年の時。 土曜の午後、プロ野球中継の大洋戦(現在のベイスターズ)をみようとテレビ朝日をつけていたが雨のため中止。 代わりに放送されたのが時代劇の「新必殺仕置人(阿呆無用)」だった。 テレビを消すのが面倒くさかったのでつけっぱな…

個人的思い出2

中学生の時、親が観ていた必殺シリーズを一緒に観ていた時があったが、浮世絵を火に炙ったら殺す相手の姿が赤く浮き上がるシーンは強烈に印象に残っていた(主人公たちが殺し旅をしていることも覚えていた)。 中学3年生の時、「翔べ!必殺うらごろし」が始ま…

個人的思い出1 

小学生の頃、父親が時代劇をよくみていた。家にテレビは1台しかなかったのでいくつかの作品は自分も目にしていたが、必殺シリーズも何作品かは目にした記憶がある。 必殺仕掛人、必殺仕置人のタイトルは有名で名前は聞いたことがあったし、藤田まことが中村…

2026年4月16日の文章の続き

一昨日UPした文章で、wikipediaの必殺仕置屋稼業に記載されていた脚本家が一部間違っていた件を書いた。 これに関して思いあたることがある。 00年代だったと思うが、ネットで必殺シリーズのことをあれこれ検索した時、あるサイトをみた。そのサイトでは各話…

昔のブログ記事の転載

2011年3月14日に公開した文章の転載です。 現在は、wikipediaの第2話「一筆啓上罠が見えた」の脚本は田上雄に訂正されています。ただ、第17話「一筆啓上裏芸が見えた」の脚本も田上雄のはずなのに保利吉紀になっています。 wikipediaで「必殺仕置屋稼業/一…

新必殺仕事人 第37話「主水娘と同居する」棚橋久美

・15年以上前ブログに公開した文章の転載 (2010年6月21日に公開した文章) 「1年B組新八先生」に出演していた棚橋久美のことを検索して調べていたら、新必殺仕事人にゲスト出演していたことがわかったので、該当する作品をレンタルDVDで借りて観た。新必…

こんなにある「必殺仕置屋稼業」CD未収録BGM集

15年ちかく前ブログに公開した必殺シリーズ関連の文章の転載 (2011年6月8日に公開した文章) レコード化もCD化もされていないBGMのうち、印象に残っているものをいくつかリストにしてみた。 <軽快な曲>1・Eギターメイン:ロックアレンジ [使用箇所]第7…

「必殺仕置稼業」のBGMがなぜ「タイムボカン」に?

・15年以上前ブログに公開した文章の転載 (2010年7月19日に公開した文章) もう10年以上前になると思うが、早朝「タイムボカン」の再放送をやっていた。何回かみていたが、「必殺仕置屋稼業」のBGMとそっくりな曲が流れてきてビックリした。「タイムボカ…

フーリガン化した一部前期ファン

80年代から、当時リアルタイムで放送していた作品(いわゆる後期シリーズと言われていた作品)を罵倒していたファンが、一部かもしれないがいた。 自分からみるとこうしたファンは、バカとしか思えない。 まず、つまらなくなったと思うなら、観るのをやめれば…

必殺シリーズの魅力、人気の要因

必殺シリーズの魅力、人気の要因は3つ考えられる。 1 キャラクター、俳優の魅力 2 殺し技、殺しのシーンの面白さ 3 ドラマ、ストーリーの面白さ 1つ目のキャラクター、俳優の魅力に関しては、初期のシリーズは、アク(個性)の強いキャラクターに惹かれた人が…

テーマとストーリーからみた必殺シリーズの変遷 最後に

○最後に 「翔べ!必殺うらごろし」で必殺の基礎・土台を一度解体し、次作の「必殺仕事人」でシリーズをあらたに生まれ変わらせたというのが、ファンの最大公約数的な見解なのかもしれない。 筆者自身の個人的見解を述べれば、この時点でスタッフたちは2つの…

翔べ!必殺うらごろし

○翔べ!必殺うらごろし(14作目) <シリーズの特徴> 筆者は、このシリーズを全話はみていないので、正確で客観的な分析はできない(DVD-BOXの上巻分と最終回は観ている)。このシリーズの内容に関しては、「必殺!裏稼業の凄い奴ら」(フットワーク…

必殺からくり人・富嶽百景殺し旅

○必殺からくり人・冨嶽百景殺し旅(13作目) ・「新必殺からくり人」の焼き直し <寸評> このシリーズは、出演者の一部をいれかえたのみで、設定もテーマもストーリーも「新必殺からくり人」と同様なスタイルで作られているので、特に言及することはない。…

必殺商売人

○必殺商売人(12作目) ・カタルシスドラマに基づいた作品制作、シリアスドラマ重視のストーリー <テーマの特徴> 「新必殺からくり人」の項で既に述べたように、前作以降スタッフたちは<ピカレスクロマン>のテーマを放棄し、<カタルシス(懲悪)ドラマ…

新必殺からくり人

○新必殺からくり人(11作目) ・ピカレスクロマンの放棄、カタルシスドラマに基づいた作品制作 <テーマの特徴> シリーズ第11弾「新必殺からくり人」は、殺し旅という大胆な設定、錦絵に殺す相手を書き込むという斬新なアイデアを盛り込んでマンネリ化の防…

新必殺仕置人

○新必殺仕置人(10作目) ・ピカレスクロマンとしての最終作、ハードボイルド性の強調 <テーマの特徴> 「必殺仕置屋稼業」以降、主水シリーズは<ピカレスクロマン>重視の作品作りがなされてきたが、シリーズ第10弾「新必殺仕置人」も「プロフェッショナ…

必殺からくり人血風編

○必殺からくり人血風編(9作目) ・シリアスドラマ重視のストーリー <テーマとストーリーの特徴> 前作「必殺からくり人」は<ピカレスクロマン><カタルシス(懲悪)ドラマ>両テーマが2次的なものとなっていたが、シリーズ第9弾の本作「必殺からくり…

必殺からくり人

○必殺からくり人(8作目) ・独創的な制作姿勢、テーマの2次化現象 <テーマの特徴> シリーズ第8弾となった本シリーズ「必殺からくり人」は、設定・キャラクターともにそれまでの基本フォーマットに拘束されない自由で独創的な制作姿勢で作られているが…

必殺仕業人

○必殺仕業人(7作目) ・テーマとストーリーのねじれ現象、ピカレスクロマン・シリアスドラマ重視の制作姿勢 <テーマの特徴> -テーマとキャラクターの関係 中村主水の続投となった本シリーズ「必殺仕業人」も、前作同様「プロフェッショナル型ピカレスク…

必殺仕置屋稼業

○必殺仕置屋稼業(6作目) ・ピカレスクロマンの全面的追求、フィクション重視のストーリー <テーマの特徴> シリーズ第2弾の「必殺仕置人」では、「頼み人の晴らせぬ恨みを晴らす」「法の網をくぐってはびこる悪を裁く」といった<カタルシス(懲悪)ド…

必殺必中仕事屋稼業

○必殺必中仕事屋稼業(5作目) ・ピカレスクロマンの復権、仕掛人を継承したテーマとストーリー <テーマの特徴> 「助け人走る」、「暗闇仕留人」と2作続けて<ピカレスクロマン>のテーマを薄めた作品が制作されたが、このシリーズから再びピカレスクロ…

助け人走る・暗闇仕留人

○助け人走る(3作目) ・ピカレスクロマンの隠蔽、仕掛人型のストーリーに仕置人型の要素をミックス <テーマの特徴> シリーズ第3弾「助け人走る」は、設定・キャラクター・ストーリー等「必殺仕掛人」の延長線上で製作されているが、テーマには若干の変…

必殺仕置人

○必殺仕置人(2作目) ・2つのテーマの融合、シリアスドラマ重視のストーリー <テーマの特徴> シリーズ第2弾、原作なしのオリジナル作品としては第1作にあたる「必殺仕置人」も、<ピカレスクロマン><カタルシス(懲悪)ドラマ>の2つのテーマから…

必殺仕掛人

○必殺仕掛人(1作目) ・両テーマ並立、フィクション・ハードボイルド重視のストーリー <テーマの特徴> 必殺シリーズの2つのテーマは、シリーズ1作目「必殺仕掛人」において明確に提示されていた。オープニングナレーション中の、「晴らせぬ恨みを晴ら…

テーマとストーリーからみた必殺シリーズの変遷

○2つのテーマ・3つのストーリー要素 初期必殺シリーズは、2つのテーマ、3つのストーリー要素から成り立っている。 1つ目のテーマは<ピカレスクロマン>。これは「お金を貰って人様のお命を頂戴する裏稼業の人間たちの姿を描く」というテーマである。 …

必殺シリーズの作品分類

必殺シリーズは、一般的には主水シリーズと非主水シリーズとに分類されている。だが、この分類は内容における分類ではない。 必殺シリーズを内容によって分類すると、「必殺仕掛人」の系譜を継ぐ作品、「必殺仕置人」の系譜を継ぐ作品、どちらにもあてはまら…

必殺シリーズの時代区分

○初期・中期・後期の区分 必殺シリーズをどのように時代区分するかは、何を基準にするかによっていくつかのタイプに分けられる。ここで提示するのは筆者の個人的な価値観に基づくものにすぎず、すべてのファンにここでの時代区分案を強制するつもりはないこ…